伊予富士…初山行 2005年6月9日

石鎚山系にある伊予富士,その名前はよく知っている。瓶ヶ森林道を昔から利用してきたのでいつもそばは通っていた。しかし,寒風山と同様にこれまで登る機会がなかった。5月に登った寒風山の印象がとてもよかったので,次も人気がある伊予富士に登ってみたいと思っていた。標高は1756mだ。

今週末から梅雨入りするかも知れない。梅雨入り前の最後の休日が「快晴」とあっては,この機会を逃すことはできない。伊予富士に初挑戦だ。

今回の同行者は美人二人。一人は元美人の家内だ。(-_-;) もう一人は我が家に出入りする,花婿募集中の近所の娘さんだ。山に惹かれるようになってからますます縁遠くなっているような気もしないではないが…。こちらは正真正銘の現役美人。

※蝶の同定は「ashさん from 野道を行けば」のお世話になりました。感謝!

(1)登山口

寒風山に登るときの登山口と同じだ。桑瀬峠までは同じルートなのだ。

駐車場に着いたときは他に車無し。すぐに1台やってきた。青春中年ご夫婦一組だ。桑瀬峠までほぼ同じペースで上る。

午前9時10分,出発。
登山口にある道標のコースタイムでは伊予富士まで2時間となっている。

  

(2)ウワバミソウ

皿ヶ嶺で写した際に調べたので知っている。

登山口からしばらくの間はあちこちに咲いている。

現役美人にこの花を「君の花だよ」と教えてやった。彼女はウワバミなのだ。この事実が広まればさらに縁遠くなりそうだ。(^_^;)

 

 

(3)シロバナニガナ

登山口より数分歩いたところから伊予富士の鞍部くらいまでところどころに咲いていた。

 

(4)ベンチ代わり

登山口から15分ほど歩くと丸太を置いたところがあった。

やはり,心配した虫がいる。天気が良いのでまだ少ない方だろう。四国カルストで虫に襲われ「お岩さん」になった家内は自分に向けて防虫スプレー発射。(^_^;)

先日,新しい靴とともに防虫ネットも買ってやったが,まだかぶらない。顔を何かで覆うのはうっとうしいからだろう。

 

(5)タニギキョウ

桑瀬峠までのルート上には結構群生してる。しかし,時期的にはもう遅い。

 

(6)タチツボスミレの実

 

(7)ギンリョウソウ

山地のやや湿り気のあるところに生える腐生植物。図鑑では知っていたが,初めて見た。

タニギキョウとともに青春中年ご夫婦に教えてあげた。

 

(8)ハナニガナ

この後,伊予富士頂上に近い標高のかなり高いところまで咲いていた。

 

(9)萌黄

何の木か分からないが,新芽がまばゆかった。

桑瀬峠まであと一息。

 

(10)アカモノ

本日会えるのを期待していた花の1つ。こんなに早く会えるとは拍子抜けだ。(^^)

西赤石ではお馴染みの花だ。

これも青春中年ご夫婦に教えてあげた。喜びは共有しよう。(しかし,知らない人には盗掘の対象になるようなものは教えない。過去に痛い目に遭っている。)

 

(11)桑瀬峠

午前10時5分,到着。

ここで一緒に休憩した青春中年ご夫婦と「血液型と虫」について情報交換。このお二人はO型。家内と同じだ。伊予富士山行で虫に刺されて難儀したらしい。私はAB型。ほとんど刺されない。(^^)v

午前10時15分,我々は伊予富士に向かう。お二人は寒風山へ向かう。

 

(12)ベニドウダン

桑瀬峠から10分ほど歩くとベニドウダンに出会う。あとで知ることになるが,このルートにはベニドウダンが多い。紅葉の頃にはさぞかし綺麗だろう。

個体によっては色の濃度が異なるようだ。この個体は石鎚山系では赤い方だろう。

 

(13)同行者の美人ペア

寒風山方面をバックに記念撮影。

この辺りはハイキングコースといった雰囲気。

現役美人はこれから待ち受けている試練も知らずにルンルンだ。(^_^;)

 

(14)崩落跡

コースはこのあと大きな崩落地を迂回し,樹林帯に入る。

 

(15)マムシグサの仲間?

ヒロハテンナンショウに似ているように見えるが,四国は分布域に入っていないし…。

 

(16)伊予富士

迂回コースの樹林帯を抜けると,桑瀬峠で少し見えた伊予富士がその全体の姿を現す。

この辺はまだまだハイキングコース。

 

(17)モンキチョウの♂

ここまで何度かトライしてやっと写すことができた蝶。

今年の目標の1つは石鎚山系の蝶をゲットすること。

 

(18)道標

伊予富士まで35分と書いているが,感覚的には無理な気がする。

実際には,40分で行けた。

 

(19)伊予富士

ここから鞍部まで下る。せっかく上ってきたのにもったいない。(;_:)

 

(20)ハナニガナとアザミの競演

登山道沿いにアザミがあると痛いのだ。アザミ除けにスパッツが要るようになる。

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