『石鎚山…成就社コース』山行レポート 2006年7月27日 No.1/4

四国地方が梅雨明けした次の日の27日は,幸いに仕事が休みの日だ。天気予報も「曇り時々晴れ」から「晴れ時々曇り」になった。行かずばなるまい,何処かの山へ。(^^)

寮生活をしている次男が夏休みで帰ってきている。久しぶりに家族登山の原点である石鎚山に連れて行って,鈍っている体を鍛えてやれねば…。

私自身も成就社コースの花に大いに興味がある。という訳で,成就社コースで石鎚山に行くことになった。家内も含めて3人での山行だ。このコースの欠点はロープウェイ料金(往復1900円)と駐車場料金(500円)だ。一方,利点は脚の筋力を鍛えることができることだ。(^^ゞ

ところで年に一度のことだが,ほとんど恒例になった夏の家族登山の「必須フード(食品)」を持参することにする。

今回の撮影の楽しみはヤマジノホトトギスとアサギマダラだ。そのために例によってフィルムカメラも持参する。さあ,結果は如何に…。

補足:
多くの人が車を止める京屋旅館さんの有料駐車場では,毎年この時期場所によってはアブが大量発生しており,車から降りられないほど集ってくる。迂闊にも今回それを忘れていて,他の人が止めていないスペースに止めようと思ったものだからいきなりアブの大襲撃に遭った。靴を履き替えることさえできない。

できるだけ川原が見える方には行かないようにするのがよい。建物の横の車道の下のスペースだとアブはほとんどいない。

人が多い土日などは川原を渡ったところにある駐車スペースが開放されているかも知れないが,そちらはたぶんアブはいないので安心だ。


(1)ロープウェイ乗り場

旧山小屋の時代は,3回に2回は成就社コースを選んでいた。理由はアルプス縦走のための脚力の鍛錬だった。

  

(2)夏期ロープウェイ時刻表

 

(3)キレンゲショウマ

頂上駅の外のプランターで育てられている。

嬉しいような嬉しくないような複雑な気持ちだ。

 

(4)雲海

空の高い所に雲があるのに,下界の低いところにも雲があって,雲海となっている。

個人的には珍しい体験だ。

 

(5)イチゴの類

 

(6)ハガクレツリフネ

色が薄いな〜。鮮やかなピンクがない。

 

(7)成就社…山門

第1便のロープウェイできたので他には登山者はいない。

 

(8)ヨツバヒヨドリ

アサギマダラが訪れるのが期待できるほど開いている。

 

(9)オトギリソウの仲間

 

(10)キクバヒヨドリ

葉の形状に特徴がある。

 

(11)ナツツバキ

アップで撮りたいと何年も前から思っていて未だその望みがかなっていない。

 

(12)気になる木

子供が小さい頃,ここに座らせて記念写真を撮ったけな…。

今は苔生して風格がある。

 

(13)鳥居

ここから見えるはずの石鎚頂上部は雲の中だった。

 

(14)テバコモミジガサ

モミジガサよりも明らかに小型でひ弱な感じだ。

 

(15)テバコモミジガサの葉裏

モミジガサに比して葉裏の脈がくっきりとしている。

 

 

(16)ヤマジノホトトギス

数年前に確認した場所よりもかなり手前から生えていた。

ハガクレツリフネと同じで色が薄い。日照不足のためだろうか。

 

(17)最初の道標

時々,日が射すような条件だった。木洩れ日が雰囲気を醸し出している。

実は,こういう条件の中でヤマジノホトトギスを撮影したかったのだが,花が咲いているところでは曇りだった。

 

(18)ノリウツギとヤマアジサイ

白い花はノリウツギだろう。この画像では分からないかもしれないが,右手前にはヤマアジサイが群生している。

 

(19)迂回路を示す道標

2年前に登山道が崩落したために,前社ヶ森へは「試しの鎖」の取り付きから左の迂回路を進む。

もちろん,体力のある人は「試しの鎖」を進んでよし。

 

(20)試しの鎖

上りよりも下りの方がスリリングな試しの鎖。


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