四国カルスト(天狗の森〜大野ヶ原) 2006年5月3〜4日

昨年と同様にゴールデンウィークに四国カルストに行った。

内子・五十崎ICで高速を降りて197号線に入り,そのまま天狗の森まで快適な道をドライブする。所要時間約3時間。柳谷経由で行くよりも多少時間がかかるかも知れないが,このルートの方がはるかに走りやすい。天狗荘までずっと2車線なので対向車に神経をすり減らすこともなく,ヘアピンカーブも無いので運転手も同乗者もこの上なく楽だ。初めてこのルートを利用したが,絶対にオススメのコースだ。2日目は大野ヶ原を散策した後,柳谷の方に下り久万高原町をドライブして帰ってきた。

今年は「銀塩回帰」を宣言してるので,山野草はデジカメでも撮るがコース途中の風景などは銀塩で撮影することが多くなるだろう。したがって,どこの山に行っても昨年のような詳細なコース紹介写真は掲載できないかも知れない。より多くの情報が必要な人は2005年のレポートも併読していただきたい。

◎風景はネガで撮影→プリントからスキャナーでデジタル化

◎山野草はデジカメ(Pentax *istD+90mmマクロ)で撮影


(1)天狗の森,入り口付近

スミレの類以外,特に目につく花がない。

  

(2)瀬戸見の森,到着

今回は次男も参加。ゴールデンウィークの間,寮を追い出されている。

新緑にはほど遠い状態だ。昨年よりもかなり遅れている。

 

 

(3)センボンヤリ

散策途中,何回か出会ったがこれがセンボンヤリだとは気がつかなかった。

春先の葉の形状と立ち姿とはかなり違っている。したがって,印象も「別人」だ。

 

(4)フデリンドウ

天狗の森で一番多く出会った花の1つがこのフデリンドウ。

登山道のど真ん中に咲いていたりするので踏みそうになる。

 

(5)?

いかにも写し方が悪い。花に気持ちが行っていない証拠。反省。

 

(6)ヤマシャクヤクの蕾

コース上のヤマシャクヤクは全て固い蕾だった。

去年は15日に見ることができたが,不順な天候のために傷んで綺麗な個体がなかった。今年はどうだろう。

 

(7)ミツバテンナンショウ

あちこちで見かける。

 

(8)イチリンソウ

蕾はたくさんあったが,かろうじて咲いていたのはこの一輪だけ。

この種の愛らしい花は開き切ってしまうと,美しさが半減する。

イチリンソウは乙女の雰囲気が残っている半開きぐらいが丁度よい。

 

(9)天狗の森,頂上に着く

標高1485mm。

天気は快晴,陽射しが強い。

 

(10)萌黄

やっと見つけた撮影対象となる若葉。

本当に芽吹きが遅れている。去年よりも7〜10日ほど遅れているだろうか。

 

(11)シロバナエンレイソウ

見え難いが,シロバナエンレイソウの周りにスミレが群生している。

 

(12)シロバナエンレイソウ

アップにするとこんな花。

この花もかなりな個体数があった。

 

(13)アカネ?

たぶん,この状態が花を咲かせる前の段階。したがって,図鑑に載っている開花時の姿とはかなり異なるだろう。

 

 

(14)ミツバツチグリ

 

(15)ヤマルリソウ

青系と赤系が混在している。

 
天狗の森と黒滝山との鞍部まで下り,カルスト館の館長さんにアケボノツツジが綺麗だと出発前に聞いていたので,黒滝山に向かう。館長さんにアケボノツツジといっしょに咲いている白い花が何なのか確認して欲しい頼まれる。
 

(16)ミツバツツジ

黒滝山の尾根筋にはミツバツツジが目立つ。背景の若葉が眩しいくらいに綺麗だ。

 

 

(17)ミツバツツジ

別嬪さんをアップ気味に撮る。

 

(18)アケボノツツジ

ほぼ満開状態といってよいだろう。大木が何本もある。25mmレンズでも入りきらない。

やはり,アケボノツツジは美しい。

撮影者としては明るい霧が出てくれたら言うこと無いのだが…。

 

(19)アケボノツツジ

これも25mmレンズ。この画像では分からないが,手前の花にピントを合わせて最短距離で撮影している。その結果,後ろに行くほど柔らかくボケている。

今回のネガでの撮影は,新しく手に入れたレンズの試写も兼ねている。

 

(20)アケボノツツジ

こちらも別嬪さんをアップで撮る。

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