――明るき森に春近し――

今年2回目の皿ヶ嶺だ。実は,寒風山に行く予定だったが急遽予定を変更しての皿ヶ嶺となった。

前日の朝,特に冷え込んだわけでもないのに自宅から見える峰峯は白くなっていた。今朝はその昨日よりも冷え込む予報だった。当然のごとく霧氷を期待して寒風山とあいなった訳なのだが,早朝,車に荷物を積み込むときに山の様子が確認できるほど辺りは明るくなっていた

霧氷が無い!昨日の霧氷も融けている。

いっきにテンションが下がってしまった。どうしようと思いながらも鈍った脚を鍛える必要はある。とりあえず出発する。車を走らせながら自然と溜息が出る私を助手席で家内が笑っている。(-_-;)

脚と心肺機能を鍛えるには寒風山は適しているが,何の楽しみもなくあの桑瀬峠までの急登を上るのかと思うと気が重い。アメがないとムチには堪えられない。よし,予定を変えよう。

皿ヶ嶺なら帰りに白猪の滝に寄ることができる。そうすればユキワリイチゲに会えるだろう。近い内に白猪の滝に撮影に行こうと思っていたのでちょうど良い。結論を出した時には,高速の乗り口はもう目の前だった。


(1)風穴

前回のように,皿ヶ嶺に霧氷が着いていることを少しは期待していたが…。

 

  

(2)鳥の羽根

登山道に鳥の羽根が散乱している。弱肉強食の生存競争の跡だろう。

 

(3)快晴の町並み

 

(4)無残なブナの大樹

大枝が折れている。何時からだろう?

 

 

(5)休憩ベンチ

ものすごいゴーストが発生!単焦点レンズにも関わらずこのレンズはこういう条件で使うと必ず簡単にゴーストが出る。それなりに目的を持って買ったレンズなのだが…。

レンズ名
SMC PENTAX DA 14mmF2.8 ED(IF)

長い写真生活の中でこのようにゴーストに弱いレンズは使ったことがない。

逆光では使えないレンズだ。半逆光でもあぶないだろう。

 

(6)竜神平への分岐点

左に進む。森の中を一回りして竜神平に行く予定だ。

 

(7)明るい小径

明るい森の中は気持ちが良い。ようやく散策が楽しくなってきた。

 

(8)明るい小径

樹木の影が面白くてさかんにシャッターを切る。

 

(9)明るい小径

この場所が一番お気に入りだった。

目立たないがあちこちで芽吹きがしずかに始まっていた。

萌黄色になるのもそう遠くのことではない。

 

(10)明るい小径

この条件でもゴーストが出ている。(-_-;)

 

(11)霜柱

10cmほどの霜柱があちこちにある。

 

(12)竜神平

ここでしばらく休憩する。

早朝,出発の際にテンションが下がってしまったものだから,いつものコーヒーセットを車に積むのを忘れてきた。

アンパンとお茶だけ。

 

(13)快晴

これほど見事な快晴も珍しいのではないだろうか。何時間たっても雲一つない。

実に爽快な天気だ。

 

 

(14)芽吹き前の樹木

 

(15)氷のオブジェ

水の音がするので近くの崖を見上げるとミニ氷結が見られた。

 

(16)氷のオブジェ

 

(17)落葉に覆われた山肌

登山道は落葉に覆われてちょうどクッションのようになっている。膝にやさしい。(^^)

平日ということもあり,初めてハイカーに出会ったのは下山途中。熟年層のご夫婦が2〜3組だけだ。静かな散策ができた。

 

(18)風穴

風穴に戻ってきた。夏のように人がたむろしているということもない。静かなものだ。


(19)桜・さくら・サクラ

皿ヶ嶺から下りている車道沿いで早咲きの桜を見つけた。車を止めてしばし花見を楽しむ。

 

(20)桜・さくら・サクラ


白猪の滝では期待したようにユキワリイチゲが咲いていた。まだ山肌のほとんどが陰になっているので蕾が多い。時間待ちを兼ねて途中のコンビニで買ってきたオニギリで昼食にする。

お知らせ:撮影したユキワリイチゲの写真は,「別館」の『スプリング・エフェメラル』に展示しています。


終わり

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