石鎚自然写真館『撮影紀行』 ― 2009年 ―

『瓶ヶ森』撮影山行レポート 2009年 5月 24日  1/1

瓶ヶ森散策

今日は自治会の溝掃除の日です。毎年山の新緑の季節に行うので困りますが,よほどのことがなければ奉仕作業には参加します。

その奉仕作業を済ませて,9時半頃に家を出て瓶ヶ森に向かいます。日曜なので人出も多いでしょうから,山道,特に林道は気をつけて走らなければなりません。寒風山の駐車場には車がたくさん止まっています。最近,寒風山は人気の山になっています。

瓶ヶ森の駐車場に着いたのが11時15分くらい,歩き出したのが11時30分頃です。ちょうどその頃から瓶ヶ森に雲がかかるようになりました。


◎今回の撮影機材について:

レポート用画像は主にコンパクトデジカメのPanasonic<Lumix LX3>を使っています。

作品作りはニコンのデジタル一眼<D300>を使用します。これに,ニコン純正の接写レンズ<AF-S Micro NIKKOR 60mm F2.8G ED>とタムロンのズームレンズ<SP AF17-50mm F/2.8>の組み合わせです。しかし,今回は一眼レフの出番は「ツマトリソウ」だけでした。


レポート画像01(01)男山の登り口

この左にはミツバツツジが咲いています。この辺りのミツバツツジはちょうど見頃でした。

 


レポート画像02(02)気になる木

だんだんと枝が少なくなっています。

 


レポート画像03(03)石鎚山

この時間は,まだ石鎚山は見えています。

 


レポート画像04(04)マイヅルソウの蕾

瓶ヶ森のマイヅルソウはどこも全て蕾でした。一周して咲いているのは1つもありませんでした。

 


レポート画像05(05)男山テラスより石鎚山を望む

わずかな時間で石鎚山が見えなくなりました。同時に,少し暗くなってきました。

 


レポート画像06(06)新緑の谷

ここはガスが湧くとちょっと面白いところです。

 


レポート画像07(07)緑の金平糖?

今回はこの花のためにやってきたのですが,もう花期は終わってしまい,すべて実になっていました。嗚呼,残念無念…。

 

 


レポート画像08(08)オオカメノキ(ムシカリ)

コンパクトデジカメで普通の設定にしてこういう白い花を撮ると,多くの場合,白が飛んでしまいます。それを避けるにはマイナス側に露出補正をする必要があります。

 


レポート画像09(09)イシヅチザクラ

かろうじて残っていたイシヅチザクラです。暗くなり風も出てきたので撮影には最悪の条件です。被写体ブレを起こしています。

 


レポート画像10(10)ナンゴクミネカエデの赤ちゃん

コンパクトデジカメの接写機能でここまで撮れます。

やはり,風と暗さでピントが甘くなっています。

 


レポート画像11 (11)標識

女山近くにある標識です。左奥の霧の中にかろうじて祠のようなものが見て取れます。

 


レポート画像12(12)女山頂上

周囲は何も見えません。結構寒いですし,ここまでの途中から雨が降ってきました。休憩している間に雨脚が強くなりそうな気配でしたから雨具を着用しました。今期初めての使用です。

 

 


レポート画像13(13)ツマトリソウ

「ツマ」は”妻”ではなく”褄”です。

雨の後なので花弁に水滴がついています。これはその水滴と柱頭にピントがくるように写しています。

 


レポート画像14(14)コミヤマカタバミ

毎年同じ場所で撮る花です。午前中には開いていたはずですが,今は閉じてしまっています。日が射さなくなると閉じてしまいます。

 


レポート画像15(15)ミツバツツジ

男山への登り口付近に咲いているミツバツツジです。

 


レポート画像16(16)駐車場

寒風山の駐車場よりも台数が少ないのが不思議です。

 


今年初めての瓶ヶ森散策は実にあっさりと終わってしまいましたが,やはり瓶ヶ森から見る石鎚山は雄大で風格があり条件が悪くても「来てよかった」と思えます。

目的の花には振られましたが,思いがけずツマトリソウに会えましたので来た甲斐があったというものです。瓶ヶ森に花が賑やかになるのは,マイヅルソウやツマトリソウが本格的に咲き始め頂上付近がミツバツツジのピンクに染まるようになってからでしょうね。その頃にはまた来たいと思います。



『撮影紀行』のトップページに戻る