石鎚自然写真館『撮影紀行』 ― 2009年 ―

『皿ヶ峰』撮影散策レポート 2009年 6月 17日  1/1

心身のリフレッシュに皿ヶ峰を歩く

先週の尾瀬遠征の疲れが残っているために,ハードな山行は控えて心身のリズムを整えるために皿ヶ峰を歩くことにしました。

家もゆっくり目に出発します。いつものように高速を下り風穴への山道を走ります。駐車場に着くと上と下で合わせて15台ほどの車があります。平日と言えども9時も過ぎるとこれだけの人が皿ヶ峰にやってきます。

支度をして歩き出しますが,どこからとなく人の声が聞こえて来ます。今日は少し賑やかな散策になりそうです。


◎今回の撮影機材について:

レポート用画像は主にコンパクトデジカメのPanasonic<Lumix LX3>を使う予定でしたが,実際に使ったのは<01>だけです。

作品作りはニコンのデジタル一眼<D300>を使用します。これに,ニコン純正の接写レンズ<AF-S Micro NIKKOR 60mm F2.8G ED>とタムロンのズームレンズ<SP AF17-50mm F/2.8>の組み合わせです。しかし,撮るような風景もなく後者は使いませんでした。


レポート画像01(01)風穴

今日のように暑い日はこの風穴の冷気がまさに天然のクーラーに感じられます。

 


レポート画像02(02)ヤマボウシ

咲き始めたばかりです。

この2年,巡り合わせが悪くヤマボウシの最盛期に居合わせていません。

1週間後から10日後くらいが見頃,写し頃でしょうか。

 


レポート画像03(03)アオホオズキ

地味な花です。ナス科に共通した雰囲気を持っています。皿ヶ峰に大群生するハシリドコロもナス科ですね。

下からのぞき込むようなアングルで写してもこの程度です。花冠の中まで写すのはむずかしいです。

この花は木陰に咲くので,F2.8で撮っても手ブレを起こす確率が高いので撮るのに苦労します。

 


レポート画像04(04)サワルリソウ

これもまた地味な花で,木陰に咲きます。少し草丈が高い分,アオホウズキよりははるかに写しやすいです。

 


レポート画像05(05)サワルリソウ

アップ気味に写してみました。花色は純白から青紫色まであると図鑑には書いていますが,皿ヶ峰ではどちらかというと赤紫色に見えます。

 


レポート画像06(06)オカタツナミソウ

いかにもシソ科らしい花ですね。どちらかと言うと山野草というよりも野草というイメージでしょうか。

個人的にはシソ科の中でも立ち姿が気に入っている花です。

 


レポート画像07(07)青いケシ

風穴で栽培されているヒマラヤの青いケシです。この花目当てで風穴までやってくるという人も多いようです。

 

 


今日は撮るものもあまりなくレポートも短いものになりました。賑やかな団体さんとは離れて歩くようにしましたので,そこそこ静かに歩けました。

身体には本当に疲れが残っているのが分かります。いつもは休憩しないようなところで水分補給することになってしまいました。遠征でこれほどダメージを受けたのは初めてです。だからこそ皿ヶ峰に来たのですが,この山は心身を癒したりリズムを取り戻すのに格好の山だと思います。

ところで,今年は花期が早そうなので期待していた花がありました。それはモミジウリノキです。カンザシのような花ですが,もしかしたら咲き始めかなと期待したのですがまだ固い蕾でした。1週間後くらいには見頃なのではないでしょうか。

帰りは風穴でゆっくり火照った身体を冷やし温泉に向かいました。


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