石鎚自然写真館『撮影紀行』 ― 2010年 ―

『瓶ヶ森』撮影散策レポート 2010年 6月 17日

石鎚山の展望台-初夏の花咲く瓶ヶ森-

梅雨の晴れ間を狙って瓶ヶ森に行ってきました。目的は雲海の風景とミツバツツジ,そしてこの数年じっくりと撮影できていない初夏の山野草,ツマトリソウです。

梅雨の晴れ間の大雲海の風景が撮れると期待して出かけたのですが,駐車場に着いた時点で諦めました。狙いを夜明けの風景に切り替え予定の時間に歩き始めいつもの場所で待機します。

空の様子から予想された範囲内の風景しか撮れず,次の目的のミツバツツジ咲く風景の撮影ポイントに移動します。背景に石鎚山を入れることができることが必須条件です。ミツバツツジは一斉に咲くわけではなく,個体によって咲くのが早かったり遅かったりしますのでポイント選びには苦労します。何度も通っているといくつかのポイントを予定することができるでしょう。

ミツバツツジの風景を撮り終えると,今しか撮れないツマトリソウの撮影に取りかかります。”幻の紅褄”と呼ばれる,裂けた花弁の先が紅色に染まっている個体を探しながら撮影します。何しろ”幻”ですから,紅褄にはお目にかかれませんでした。2006年に”幻”とは知らずに撮影した個体が貴重な1枚となります。(その貴重な1枚は山野草図鑑の【ツマトリソウ】の「他の画像」に掲載)

今回の瓶ヶ森周遊では,被写体が限られたためにレポートにするほどの内容はありません。その代わりに,ツマトリソウを中心に風景を織り交ぜて「写真集(=フォトアルバム)」としてレポート代わりにまとめました。そちらをご覧いただければ幸いです。

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