『皿ヶ嶺…秋の花を求めて』山行レポート 2006年9月24日 No.1/3

本日は連休2日目の24日。石鎚山系も四国カルストもこの時期はどこも駐車場は満杯になる。7月中旬以来訪れていない四国カルストに行く予定だった。しかし,天狗の森に入ると夏休みであろうが連休であろうが静かだが,ドライブと天狗高原の散策に集まってくる車・バスの数を考えると気が重い。去年のことだが,「四国のてっぺん」で渋滞に遭ってしまったのだ。山の上の喧噪は御免こうむりたい。

そこで「山を歩く」という意味では物足りないが,皿ヶ嶺に秋の花を観賞しに行くことにした。「みなさん,連休なので近場は避けて遠くまで行くだろう。そうすると皿ヶ嶺は穴場ではないだろうか」という予想通り,午前中は普段と何も変わらず静かなものだった。8時過ぎに風穴に着いた時は先客は車2台だけだった。連休とは思えない静かさだ。

いつものように風穴に立ち寄ってから竜神平を目指す。今日は家に帰っても特に用事があるわけではないので,可能な限りゆっくり散策を楽しむつもりだ。


(1)ヤマホトトギス

歩き始めたらいきなりヤマホトトギスが目に飛び込んできた。そういえば,去年も同じ場所で出会った。

左の花は開き始めたところだ。咲く前の状態が想像できる。

開いたらどうなるかは,(39)に掲載。

  

(2)キバナアキギリ

この花も駐車場周辺から咲いている。その数も半端ではない。

赤紫の斑点がワンポイントのアクセサリーのようだ。

 

(3)アザミの仲間

(イシヅチ)ウスバアザミかギョウジャアザミか,去年から1年経ってもまだ同定ができていない。

お願い:
どなたか同定ポイントを教えていただけないでしょうか。

 

(4)チヂミザサ

地味な花なのでネット上でも情報が少ない。

普通,こういうものに目を向ける人は少ないわな…。

 

(5)ハガクレツリフネ

皿ヶ嶺全体にハガクレツリフネは群生している。圧倒的な量だ。

 

(6)オオバショウマ

今が見頃だろうか。まだまだ蕾もあるのでしばらく楽しめるだろう。

皿ヶ嶺にはオオバショウマがあり,石鎚山にはサラシナショウマがある。

 

(7)ウバユリの実

花も大きいけれども見も大きい。ピンポン玉よりも一回り大きいくらいだろうか。

 

(8)モミジガサ

白い花が綺麗な状態をほとんど見たことがない。

オオモミジガサかと思ったが,葉の裂け方が浅いのでモミジガサだ。花冠の色も異なる。

 

(9)シコクブシ

もう花期を終わろうとしている。そのおかげで花冠の中を比較的よく観察できた。

シコクブシの旬の頃に山行がなかなか実現しないので未だに満足のいく写真は撮れていない。

 

(10)ミズヒキ

写真にするのが難しい。アップよりも群生している姿を撮った方が良いかもしれない。雰囲気が出る。しかし,絞りの選択が難しいかも…。

 

(11)レイジンソウ

皿ヶ嶺のレイジンソウは石鎚山のに比べて色が白い。日が当たりにくいからだろうか。

 

(12)オタカラコウ

オタカラコウは花期が長い。まだまだ楽しめる。

 

(13)シロヨメナ

葉がよごれているという印象がある。皿ヶ嶺の下の方ではオオバヨメナだけだ。

 

(14)クロモジの実

 

(15)ガンクビソウ

皿ヶ嶺には少なくとも3種以上のガンクビソウの仲間が生えているような気がするが,まだ同定には至っていない。

 

(16)ミヤマタニソバ

葉の形に特徴がある。

 

(17)コメナモミ

初見の花だ。

類種に「メナモミ」がある。

 

(18)マムシソウの実?

 

(19)ヤマラッキョウ

 

(20)ツリガネニンジン

竜神平ではこの花も花期が長い。しかし,いつもそうだが綺麗な個体はなかなか見つからない。


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