『皿ヶ嶺…秋の花を求めて』山行レポート 2006年9月24日 No.2/3

(21)エゾシロネ

とても地味な花だ。自己主張がまったくない。それでもしっかり群生をつくっている。

  

(22)タニソバ

ミゾソバにしては白いなと思ったら,家内に指摘されて葉がまったく違っていることに気がついた。葉にはなかなか目が行かない。

私はどう撮れば美しいかをまず考える。一方,山野草のベテランは識別ポイントにまず最初に目が行くらしい。

 

(23)竜神平…秋景

典型的な秋の風情。昔の日本の里山ではどこでも見られたはずだ。

家内も私も好きな風景だ。

 

(24)ミゾソバ

今回の竜神平散策では,このミゾソバを銀塩カメラで写すのが目的の1つだった。

金平糖のような花,という印象だ。

 

(25)ミゾソバ

小屋近くのミゾソバはまだ蕾状態だった。日当たりの関係だろう。

 

(26)ミゾソバ

目的の花だったので何枚か掲載しておこう。

 

(27)ミゾソバ

竜神平のミゾソバは花弁の先の方だけに色が着いているが,花弁全体が淡紅色から濃紅色を帯び,グラデーションになっている地域もあるようだ。

そんなミゾソバが近くにあるのならどなたか教えて欲しい。

 

(28)アキノタムラソウ

先日,ナギナタコウジュで悩んだばかりだったので,この後姿がナギナタコウジュに見えてしまった。とんだチョンボをしてしまった。(^^ゞ

 

(29)イヌタデ

竜神平にはかなり群生しているので日が当たると辺りは華やかになる。

パノラマ風に撮ればよかったと反省。

 

(30)ゲンノショウコ

これも今回フィルムで撮りたいと思っていた花の1つだが,竜神平での今回の出会いは想定していなかった。ラッキーだった。

竜神平では赤花しか見られなかったが,駐車場まで下りると白花が少し見られる。

 

(31)竜神平

手前はイヌタデとミゾソバだ。ここのミゾソバが開くと,花に広角レンズで思い切り寄って,背景に竜神平を写し込みたい。

 

(32)ガマズミの実

 

(33)キンミズヒキ

背景でボケているのはイヌタデ

 

(34)チゴユリの実?

 

(35)ガンクビソウの仲間

 

(36)正体不明の葉

 

(37)アキチョウジ

家内に名前の由来を聞かれたので現場では簡単に説明した。詳しく説明すると下記のようになる。

フトモモ科の熱帯常緑高木に「チョウジ」という木(原産はモルッカ諸島)があり,その花は白〜淡紅色で筒状をしている。クローブという香料はこの蕾を乾燥させたもの。この胴長のチョウジの花に似るところから「秋に咲くチョウジに似た花」ということで「アキチョウジ」となった。

 

(38)タカネハンショウヅル

図鑑では見知っているが,初見の花だ。色は典型的なものではないので,「形はハンショウヅルなのに…?」という状態だった。

なぜだかは分からないが,白っぽいものから濃紅紫色のものまであるそうだ。

図鑑に載っているような典型的な色のものも写してみたい。

 

(39)ヤマホトトギス

朝一番に写した個体だ。数時間たつと左の花も開いた。

 

(40)ゲンノショウコ

これが白花。写真では大きさが分からないのでコフウロに似ているように見えるかも知れない。

シコクフウロなどのフウロソウ属だ。私の母は別名のミコシグサの方が馴染みがあることが,先日の墓参りの折に分かった。周辺に白いゲンノショウコだけが咲いていた。


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