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撮影山行のための「登山装備」情報 ― 登山靴…(4)―

新調した重登山靴 ― 2009年春 ―

●特別幅広甲高の人にはオーダーメイドがお薦め(2)

「登山靴(2)」でも触れましたが,私は20年近くオーダーメイドの重登山靴を履いています。この靴がいよいよその役割を終える時が来ました。ソールとソールの間や中底が傷みがひどくなり縫い糸も何カ所も切れています。

この靴は東京の『山靴の店 たかはし(山友社 たかはし)』で作ってもらったものですが,残念ながら廃業されてしまいました。

当時,登山靴をオーダーできる登山靴専門店として「ゴロー」という店も東京にあることを知っており,どちらの店で作ってもらうか迷った記憶があります。ネットで調べてみると「ゴロー」はまだ営業されているようでホッとしました。

そこで,2009年の春にたまたま東京に行く用事がありましたので,その機会を利用して「ゴロー」を訪ねました。巣鴨にあります。

店舗「ゴロー」

お店のサイト:http://www.goro.co.jp/index.htm

いろいろなチェックを受け使用目的と好みに合わせて基本となる靴の種類を選びます。選んだのは【C-06】というタイプです。

◎参考:C-06のページ → http://www.goro.co.jp/a-28.htm

それから足型を取ります。けっこうな時間がかかりましたが,既製品が合わない者にとってそれくらいの時間はなんでもありません。せっかくオーダーするのですから,丁寧に見てもらった方が安心できます。

私の足は外反母趾の影響で扁平足的な傾向があるので,それを改善する工夫を施した中敷きも足に合わせて作ってもらうことになりました。

送料込みで【51,400円】です。

15年は履けます。重登山靴は長持ちしますが,それでもソールだけは5年を目安に張り替える必要があります。その修繕費が往復の送料込みで約10,000円ほどでしょう。選ぶ靴にもよるでしょうが,軽登山靴よりも1年あたりの経費は安いはずです。

そして,約3週間半後に届いたのがこの靴です。

ワンタッチアイゼンも装着できます。重さは片方で約1,3kgありますが,既製品が合わない者にとっては重さはまったく気になりません。古い方の靴も1,2kg強あります。私自身の体験では軽いから楽ということはありません。要はその人の慢性的な怪我の有無や自重とザックの重さなどの要因を考慮して必然的に決まる優先順位が重要でしょう。

ワックスを塗る前の状態

さて,重登山靴は購入していきなり山行に使用することはできません。まず最初に,防水ワックスを塗り込まなければなりません。1時間ほどして今度はブラシを強くかけ摩擦熱でワックスを皮に馴染ませます。革の登山靴というのはこういう作業が必要なのです。

ワックスを塗り込むと色が一変します。

ワックスを塗った直後の状態

これから使い込むほどに飴色から深みのある黒褐色に変わっていくことでしょう。

足首に慢性化している捻挫の後遺症が悪化し,最近ではハイキング程度の山歩きでも軽登山靴では不安を感じてしまいます。重登山靴なら足首のサポーター代わりもしてくれますので,これで安心して足場の悪い山や歩行時間の長い山にも行けるようになりました。

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